〜WEB小説〜
グレイスランド


〜グレイスランドの世界 vol.2〜

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  §6 丘
6−【65】
静寂は、人の心に様々な気づきを生みだします。
わたしはこのとき、周囲にただようほんのわずかな音色が、却ってそこに深い静寂を生みだすことを知りました。
6−【66】
それはいつもすばらしいものとは限らないかもしれない。
それでも、わたしたちはいまの自分に与えられたものを
愛でながら生きるのよ。
6−【67】
成功とは、人の器量や裁量を超えたものなの。
人生で成功するためには才能や努力だけでは足りない。
時代に恵まれ、神様からも愛されなければならない。
6−【68】
日々をひたむきに生き、そのすべてを楽しみなさい。
そんなあなたの日々がどれほどのものかを決めるのは
他人ではなく、あなた自身なのだから。
6−【69】
どんな境遇にあったとしても、あなたが笑っていられるのなら、
それはあなたが幸せだということだわ。
6−【70】
ときめきは見つけるものではなく、忘れないでいるものよ。
わたしたちはときめくものを見つけたから、ときめくのではなくて、ときめいているから、ときめくの。
6−【71】
このひそやかでどこか平和な光景が、
わたしの心に澱のようにたまっていた不安や怒りの感情を
少しずつ和らげていきました。
6−【72】
ああ、世界はなぜこんなにも強い対比によって、
構成されているのだろう。
6−【73】
わたしの世界とあなたの世界は同じなの?
6−【74】
わたしの声はいつだってあなたには届かない。
6−【75】
ただ一心に夢を見ている間は、痛みを感じない。
でもね、いつまでも夢だけではやっていけないのよ。
6−【76】
成功の尺度とは、他人が決めるものではない。
あなたのなかにあるものだ。
6−【77】
未来を思い惑うより、
あなたはただ純粋にいまこの瞬間を楽しみなさい。
   
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  §7 樹
7−【78】
あなたはいまここでこうして生きている。
わたしとこうして語りあっている。
ねえ、そうでしょう?
あなたはやっぱり大丈夫なのよ。
7−【79】
失敗したって、いいじゃない。
7−【80】
この世に生きるすべての人のなかに、輝きの原石がある。
そのことを信じたとき、世界の、そして、人の見え方が変わる。
7−【81】
この世に生きるすべての人のなかに、輝きの原石がある。
そのことを信じたとき、世界の、そして、人の見え方が変わる。
7−【82】
人は誰でも人生につまずき、
己の姿に打ちのめされるときがやってくる。
でもね、すべての物事はむしろそこからはじまるのよ。
7−【83】
この世界ではしばしば、良いことが悪く、
間違っていることが正しいの。
まず、あなたはそのことを知りなさい。
人はそんな現実に触れるたび、少しずつ謙虚になっていくのよ。
7−【84】
受け止め方が変われば、世界は変わる。
ときには絶望でさえも、希望へと変わる。
あなたは自分の意志で、
そのときの自分にもっともふさわしい真実を
あてはめて生きなさい。
   
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  §8 水
8−【85】
自分にとって一番大切なものほど、
人はなぜか忘れてしまうのよ。
8−【86】
どんなに不幸な瞬間であってさえ、
人生にどこか救いがあるのはなぜだろう。
8−【87】
人は自らの手で、自らを閉じ込めてしまう。
8−【88】
少し休みませんか? 
あなたはとても乾いているようにみえる。
8−【89】
いまと直面しなければ、
未来に辿りつくことはできないように、
自分と直面しない限り、
わたしたちは己の人生の意味を知ることはできない。
8−【90】
本当に自分を受け入れてくれる場所があるとき、
人ははじめて自分を取り戻すことができる。
8−【91】
この世界に永遠なものはなにひとつありません。
だからこそ、わたしたちはいまこの瞬間を
精一杯に生きることができるのでしょう。
8−【92】
自分がどう生き、なにをしたいのかを知ってさえいれば、
人は十分に幸せなのではありませんか。
8−【93】
どんなときも希望を持つことだけは、
誰にも妨げることはできない。
 
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  §9 月
9−【94】
わたしはここにきて自分のなすべきことを知り、なすべきことをしている。ただ、それだけなのです。
9−【95】
自分を欺く人間ほど、他人を信用できなくなってしまいます。
そのような人間は、最後には、自分の本心すら見失ってしまう。
9−【96】
大切なことは、なにを手に入れるかではなく、
どんな心を持つことができるかであり、
なにを奪ってきたかではなく、
なにを与えてきたかによるのでしょう。
9−【97】
自らが光を放つとき、
光源であるその人は自らの輝きに気づかない。
ずっとあとになってそれを思い返すとき、
人は自らがいかに輝いていたか知るのです。
9−【98】
だからこそ、わたしたちはいまこの瞬間を慈しみ、
自らの心が導くままに生きるべきなのです。
9−【99】
その心のうちにまばゆい輝きを持つ人ほど、
その輝きに心を留めることも、大切にすることもないのです。
9−【100】
わたし自身も、かつて憎しみによって生きていましたから。
ときには憎しみが、人の命を保つこともあるのです。
9−【101】
どんな絶望にあるときでさえ、
この世界は、すべてを見通すにはあまりにも広すぎる。
この世界を見通すことができない限り、
わたしたちの希望も決して絶たれることはない。
9−【102】
すべてのものは儚く、尊いのです。
それを知ったとき、人は自らの力の源が、
自分以外のどこか別の場所に宿っていることを知るでしょう。
9−【103】
励ましがなければ、人は生きていけない。
どんなに小さなことであったとしても、
誰かに認められてさえいれば、
人はそれだけで十分に救われる。
9−【104】
世界中のすべての人が、
ただそこにいるという理由だけで
誰かにとっての救いになりえるのです。
9−【105】
あなたがそこにいきたいと思うなら、
かならずその道はあなたのために開かれるでしょう。
9−【106】
さあ、いきなさい。
夜も昼も、あなたの月と太陽が、
きっとあなたを導いてくれることでしょう。
 
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  §10 道
10−【107】
太陽のように生きようと思うなら、
少なくとも雨が降ることはないでしょう。
10−【108】
自分を捨てて生きるなら、1
それは他人の人生を生きることと同じだわ。
10−【109】
明日と希望はよく似ている。
どんなときも人は昨日ではなく、明日へと向かって歩きだす。
10−【110】
未来を切り開くということは、常に孤独なものよ。
あなたはいつもたった一人で、それをはじめることになる。
でも、どうかあなたはそのことを恐れないでいてほしい。
10−【111】
わたしたちが自分の心を大切に生きるなら、
相手の心もいつくしみ、震わせることができるでしょう。
そんなあなたをいつか周りも尊重し、
どこか一目置くようになるわ。
10−【112】
あなたは、いついかなるときも、
自分の心が信じることについて語りなさい。
あなたの心が信じることだけを手がけなさい。
10−【114】
現実はいつでも地味で狭苦しい。
けれども、どんなに狭苦しく汚らしいものであったとしても、
わたしたちが自らを愛し、
魂のままに生きるこの場所こそがわたしたちには必要なのだ。
 
 
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